船舶エレベーターは一般のエレベーターと何が違う?
- 2025.06.20
船舶エレベーターは、一般のビルに設置されているエレベーターとは若干異なります。
揺れる船の中で動作しなければならないため、特別な設計が施されています。
揺れを最小限に抑えるため、機械部分やワイヤーロープの設計が通常のエレベーターより太く、そして短いのが特徴です。
そもそもホテルや旅館のように、十何階も移動するようなエレベーターが設置されているわけではありませんので、短距離の移動を想定した造りになっています。
耐震性以外では耐腐食性に優れているのも船舶エレベーターならではと言えるでしょう。
船舶は海水に長時間晒されるため、金属部品が腐食しやすい環境です。
鋼鉄などの金属部分はステンレスや特殊なコーティングが施されています。
また、ワイヤーロープやその他の金属部品も防錆処理が施され、長期間の使用にも耐えられるようになっています。
そしてエレベーターの中でも電気系統や制御装置は、複数層の防水仕様になっていて、船内の湿気や水しぶきから守られています。
また水密扉などが設けられ、船の内部環境に配慮した設計がなされています。
現在、弊社は船舶エレベーターの設置や点検に携わっていただけるスタッフを募集中です。
愛知県名古屋市を拠点に置く会社で、東海エリアで活動しています。